マイクロプラスチックのことを知ってから、ペットボトルの本体とフタはどうして分けて捨てるのかが気になってきたので少し調べてみました。
まずはペットボトルの本体とフタはそれぞれ素材が違うので分別して捨てる必要があるようです。
リサイクル業者で選別するときにフタがついていると作業に支障がでてしまうので、品質維持のためにフタとラベルは取って出すというルールが決まったとのことでした。
プラスチック製品に表記されている「PE」「PP」などは、使われているプラスチック材質の樹脂記号で、材質表示には識別表示とは異なり法的な義務はないのですが、表示することが望ましいとされているようです。
ちなみに識別表示はこちら
市町村でのごみの捨て方でよく見かけるマークばかりです。
紙パックとダンボールのマークはあまり見かけないと思ったら、自主表示だからなんですね。
この世界に存在するプラスチック樹脂は数万種類もの数があるらしく、聞いたことのある「ポリプロピレン」や「塩化ビニル」などでもグレードごとに分けてしまうと1000種類以上のものが販売されているそうなので、代表的なプラスチック樹脂だけについて調べてみました。
代表的な樹脂記号
この樹脂記号を見ただけではわかりにくいので、ほかにも見分け方があるのか調べたのですが、水につけることでだいたいの仕分けができるようです。
水に浮くもの:ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)
水の中に沈むもの:アクリル樹脂(PMMA)、ポリスチレン樹脂(PS)硬質ポリ塩化ビニル(PVC)、PET樹脂
ペットボトル本体は「PET樹脂」なので水の中に沈みますが、キャップは「PP」なので水に浮くタイプになります。
ちなみにキャップを外すと残っているリングもPPなのですが、リサイクルの過程で処理されているのでわざわざ外す必要はないそうです。
「PE(水に浮くもの)」は「PP(水の中に沈むもの)」よりも軟らかいという特性をもっているのでレジ袋や包装フィルムなどに使われています。
「PP」はというと衣類や紙おむつなど繊維製品に用いられることが多くなります。
ただ製品の成分別の用途を厳密に区別することはむずかしいので、食品の包装用フィルムにPPやPAを用いることもあるそうです。
なにげなく分別していたプラスチック製品ですが、調べることでいろいろな種類があることを知れました。
種類が増えると処理方法も増えるのかが気になるので、またこのあたりも調べてみたいと思います。